結婚式は、招待された側からみると、滞りなく進んでいるように見えても、けっこう裏ではバタバタな状態になっていたりするものです。私も数年前に結婚式をしましたが、華やかな結婚式や披露宴の裏で、いろんなことを経験しました。例えば、新婦のお色直し。招待客には、かなり優雅に退場して登場するように見えていますが、披露宴会場を退場してからは、これはファッションショーや舞台の裏側か、と思うような忙しさだったりするのです。「着替えのため、いったん失礼させていただきます。
」のナレーションとともに退場後、新婦は介添え人とともにメイク室にダッシュします。メイク室につくやいなや、それまで身に着けていたアクセサリーやドレスはは、スタッフの手によってはぎとられ、タオルローブのような服に着替えさせられます。そして間髪入れずに次の衣装のためのメイクが始まります。この瞬間しかトイレに行くことができないので、結婚式の優雅さなどみじんも感じさせないその姿で、トイレを往復したりもします。ドレスも1人で着ることができません。
新婦は結婚式場のスタッフが、着やすいように広げてくれたドレスの真ん中にたち、そのままぐぐっと引き上げてもらいます。着替え終わっても、なれないドレスが足に絡まって動きにくいので、介添え人の方に手伝ってもらいながらの動作になります。でも披露宴会場についたら、そんなことは、ゲストにみじんも感じさせないように笑顔を振りまいての入場です。結婚式を終えてみて、どの人も「1回経験したらもういい。」という気持ちがわかったような気がします。